虚と実

あなたが現在見ているのは 虚と実

中医学の診断や施術の根幹をなす概念

体の状態を「足りない」と「余分」という概念で分ける考え方です。
陰陽と同じく、対立しながらも補い合う関係にあります。

体調を崩すときには、何かしらの邪気がその病気を引き起こす原因となると中医学では考えます。
その時、自身がその邪気に抵抗できる力を十分に持ち合わせているかどうかで、生じる症状も違ってきます。

虚証

例えば、ストレスや過労、慢性的に病気を患っているなどの様々な原因で、私たちの肉体や精神は疲弊する傾向にあります。
そのような状態のとき、つまり「戦う力が足りない」時には、何かしらの邪気を退治することができないのです。

この状態を「虚証」と言います。

血虚・陰虚・気虚・陽虚

虚証はこれら4つに分類されます。
血虚証:血の不足→めまい、不眠、顔色が悪い、生理不順など
陰虚証:血の不足、津液(体に必要な水分)の消耗→熱が出る、頬が赤くなる、喉が渇くなど
気虚証:内臓の機能が低下し元気がなくなる→声が低い、疲れる、昼間に異常な汗をかく、息切れなど
陽虚証:気虚の状態が悪化したもの→寒がり、四肢や腰に冷えと痛みが生じる、顔色がパーンと腫れるなど

とても難しい概念ですが、とにかく元気がなくなり、慢性的に疲れを改善しないでいると冷えまで生じるのです。

実証

虚証とは違い、内臓の働きが強く、気力も旺盛であり「余分に力を持っている」場合は
体に侵入してくる邪気も勢いのある邪気が入ってくると考えます。そうするとそれぞれの力がぶつかり実証という状態になります。

→病気の症状は急に生じ、顔色や舌の色は赤く、熱っぽく、ソワソワする、声は高い、便秘をし、尿の量は少ないなど
邪気が身体のどの部位に侵入するかによって様々な症状が生じます。

しかし、常にこれらの関係は複雑

虚証であっても、自身の戦う力がつよくなり邪気が負けるようであれば実証へ体は変わることもあります。
または、実証と虚証が混合している場合もあります。
つまり、判断を下すことはとても難しいのです。

普段から自分の体の声に耳を傾ける

すぐに疲れ、カゼをひきやすい。 
仕事から帰宅したら、お風呂にも入らずすぐにソファーに横になってしまって
気付いたら翌朝。なんてことも。
きっと、女性であれば心当たりがあるはず。
生理不順だと、特に気持ちのアップ・ダウンも体調に左右されます。いや、大きく影響するかもしれません。

または、いつもソワソワして周りの目が気になる。お通じが悪く下腹部がポッコリ。
肌は乾燥気味で痒みもある。

自分は虚証なのか、実証なのかはとても判断が難しいですが、普段の自分の生活習慣を振り返ってみると
案外と答えはでているかもしれませんね。

カウンセリングでは中医学と占星術から個人個人の体質を紐解いていこうと思います。
きっと、体質を知るヒントになると思います。